柏市議会 > 2020-09-29 >
09月29日-08号

  • "耐震補強"(/)
ツイート シェア
  1. 柏市議会 2020-09-29
    09月29日-08号


    取得元: 柏市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    令和 2年  第3回定例会(9 月定例会)       柏市議会令和2年第3回定例会会議録(第8日)                    〇                                  令和2年9月29日(火)午後1時開議議事日程第8号 日程第1 議案(第1号~第15号、第28号~第31号) 日程第2 請願 日程第3 議案(第34号~第41号) 日程第4 議員提出議案(第2号~第5号) 日程第5 千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 日程第6 所管に関する事務調査の件                               本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                               出席議員(36名)     1番 内 田 博 紀 君       2番 矢 澤 英 雄 君     3番 岡 田 智 佳 君       4番 浜 田 智香子 君     5番 佐 藤   浩 君       6番 大 橋 昌 信 君     7番 北 村 和 之 君       8番 小 川 百合子 君     9番 桜 田 慎太郎 君      10番 福 元   愛 君    11番 村 越   誠 君      12番 阿比留 義 顯 君    13番 武 藤 美津江 君      14番 日 下 みや子 君    15番 林   紗絵子 君      16番 鈴 木 清 丞 君    17番 山 下 洋 輔 君      18番 塚 本 竜太郎 君    19番 小 松 幸 子 君      20番 中 島   俊 君    21番 円 谷 憲 人 君      22番 後 藤 浩一郎 君    23番 助 川 忠 弘 君      24番 石 井 昭 一 君    25番 平 野 光 一 君      26番 渡 部 和 子 君    27番 松 本 寛 道 君      28番 上 橋   泉 君    29番 末 永 康 文 君      30番 橋 口 幸 生 君    31番 田 中   晋 君      32番 林   伸 司 君    33番 古 川 隆 史 君      34番 山 田 一 一 君    35番 坂 巻 重 男 君      36番 日 暮 栄 治 君                               欠席議員 な し                               説明のため議場へ出席した者   〔市長部局〕   市  長  秋 山 浩 保 君     副 市 長  鬼 沢 徹 雄 君水道事業管理者  成 嶋 正 俊 君     総務部長  髙 橋 直 資 君  地域づくり  小 貫 省 三 君   推進部長   〔教育委員会〕   教 育 長  河 嶌   貞 君   生涯学習部長  宮 島 浩 二 君   〔監査委員〕 代表監査委員  加 藤 雅 美 君                               職務のため議場へ出席した者   事務局長  松 山 正 史 君     議事課長  渡 邊 浩 司 君  議事課主幹  荒 川   満 君    議事課主査  藤 村 優太郎 君  議事課主査  風 間   翼 君    議事課主任  小 林 弘 樹 君  議事課主事  前 原 那 波 君    議事課主事  齊 藤 幹 太 君                    〇                         午後 1時開議 ○議長(助川忠弘君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(助川忠弘君) 日程に入るに先立ち、報告いたします。 地方自治法第180条第1項の規定による専決処分についてが報告されました。各位のお手元に配付の印刷物により御了承願います。 以上で報告を終わります。 ○議長(助川忠弘君) 日程に入ります。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第1、議案第1号から第15号、第28号から第31号の19議案を議題といたします。 お諮りいたします。本19議案に関する委員長報告は、林総務委員長中島市民環境委員長小松教育民生委員長平野建設経済委員長の協力の下、会議規則第39条第3項の規定により口頭による報告を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 委員長報告につきましては、お手元に配付の印刷物により御了承願います。 委員長報告に対し質疑を許します。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(助川忠弘君) これより順次採決を行います。 ○議長(助川忠弘君) 採決は、押しボタン式投票をもって行います。 議案に賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対等を主張し、賛成できない方は赤色の反対ボタンを押してください。 会議規則により、いずれのボタンも押さず在席しているときは反対ボタンを押したものとみなされますので、御注意願います。 ○議長(助川忠弘君) まず、第1区分の議案第1号、第4号、第9号から第15号、第29号から第31号を一括して採決いたします。 本12議案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、よって各議案は原案のとおり可決されました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第2区分の議案第3号、第5号、第6号、第8号を一括して採決いたします。 本4議案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成34人、反対1人、よって各議案は原案のとおり可決されました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第3区分の議案第7号について採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成33人、反対2人、よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(助川忠弘君) 議案第2号、第28号については、討論の通告があります。 討論に入るに当たり、議長からお願い申し上げます。討論については、先例により、議案、請願を合わせ、1人10分以内となっておりますので、よろしくお願いいたします。 順次発言を許します。 議案第2号について反対討論内田博紀君。              〔1番 内田博紀君登壇〕 ◆1番(内田博紀君) 無所属の内田博紀でございます。ただいま議題となりました議案第2号につきまして、反対の立場から討論を簡潔にいたします。 まず、今回の公民館条例の改正案につきましては、確かに改正幅が値上げということでございますが、使用料の値上げの額は微々たるものであります。しかし、この値上げの根拠となっているのが消費税増税に伴うものでございます。消費税につきましては大変逆進性が強く、非常に問題である税制であることを指摘いたします。そして、仮に消費税を是としたとしても、こうした社会教育課税取引として取り扱うこと自体、私は疑問に感じます。それから、社会教育課税取引ではなく、非課税取引として取り扱うべきということを主張します。そして、第2の理由といたしましては、公民館事業という社会教育に対して、受益者負担という原則を用いていくということにも疑問を感じております。社会教育受益者負担なしで行うべきであり、そもそも公民館事業というのは受益者負担なしで始まっているものでございますので、それを堅持していく必要があり、現行受益者負担を用いていることにも反対いたします。よって、議案第2号、公民館条例改正案については反対を主張し、討論といたします。
    ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第2号について反対討論矢澤英雄君。              〔2番 矢澤英雄君登壇〕 ◆2番(矢澤英雄君) 日本共産党矢澤英雄です。ただいま議題となりました議案第2号、柏市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、会派を代表して反対の立場から討論を行います。 本議案は、教育福祉会館耐震改修工事により部屋割りが変更になるため、新設の部屋等の名称及び使用料を定めるもの、また全ての使用料に昨年10月の消費税増税分2%を転嫁させるものです。2014年、消費税の8%への増税を契機に、実質家計消費は年25万円も落ち込み、労働者の実質賃金も年10万円も低下してしまいました。内閣府が発表した景気動向指数が6年2か月ぶりに悪化となるなど、政府自身も景気悪化の可能性を認めざるを得なくなっていました。そのような情勢の下、国民の6割近くが反対する中、消費税10%への増税は強行されました。それが日本経済をますます冷え込ませ、大不況を招いたことはもはや隠しようがありません。さらに、新型コロナウイルス感染が襲いかかり、今年4月から6月期の国内総生産、GDPは年率換算でマイナス28.1%と最大の落ち込みを記録しています。内需の柱となる個人消費は3期連続の落ち込みです。東京商工リサーチによると、雇用者報酬は歴史的な下げ幅を記録しており、中小企業、商店、個人事業主などの経営悪化、倒産、廃業も深刻さを増しています。市民生活が困難を増している中で、市民にとって利用料の負担増となる増税分の転嫁は行うべきではありません。消費税法第6条第6項の規定によれば、一般会計で扱う公共料金分は納税額が発生しないことになっており、国への納税義務はありません。柏市は消費税の引上げによって、施設の維持管理費が増額することを使用料の引上げの理由にしています。しかし、柏市には地方消費税交付金が増税によって上乗せされています。結局負担増を強いられるのは市民です。市民は、様々な困難が降りかかる中、必死でコロナと戦い、コロナ終息後に希望を見いだそうとしています。教育福祉会館中央公民館の使用料が10円、20円上がるだけの問題ではありません。政治の在り方が問われているのです。柏市は、市民生活に寄り添う政治を行っているという姿を示そうではありませんか。議案第2号、柏市公民館条例の一部を改正する条例の制定については反対の意思を表明し、討論を終わります。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第28号について反対討論松本寛道君。              〔27番 松本寛道君登壇〕 ◆27番(松本寛道君) 議案第28号、令和2年度柏市一般会計補正予算について、反対討論を行います。 今議会に提出されている補正予算案には、新型コロナウイルス対策関連予算が計上されており、その点については必要であり、速やかに予算執行すべきだと考えます。ただ、補正予算案の中にマイナンバー関連事業が含まれており、容認できないことを主張します。補正予算案では、マイナンバー関連事務交付金を当初予算2億4,900万円からさらに5,000万円増額するとしています。この金額は、そのまま地方公共団体情報システム機構、J―LISに交付金として支払われます。執行部はこの根拠について、委員会の質疑でも明確に示すことはありませんでした。柏市のマイナンバーカード発行計画では、今年度12万枚発行する計画であるのに対し、実際の見込みは5万枚程度だとのことです。計画の半分にも満たない発行予定枚数となっており、本来なら減額すべきところです。国から割り当てられて、詳細は不明だとのことですが、あまりにも支出の根拠が乏しいと言わざるを得ません。マイナンバーカードについては、個人情報保護の点で今も多くの国民が不安に感じています。マイナンバーにどこまで情報がひもづけられていくのか、セキュリティーは確保されているのか、カードの悪用の可能性はないのかなど、課題は多くあります。システム障害も起きています。まずは、制度の安全性を確保し、マイナンバーへのひもづけの将来像を明確にする必要があります。また、マイナンバーカードの普及を強引に進めるよりも、マイナンバーカードのなくともできる行政手続のオンライン化及び省力化に先に取り組むべきです。以上のように、マイナンバーカード関連予算の増額は問題があり、議案第28号、柏市一般会計補正予算案に反対すべきことを主張し、討論といたします。 ○議長(助川忠弘君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(助川忠弘君) これより順次採決を行います。 ○議長(助川忠弘君) まず、第4区分の議案第28号について採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成33人、反対2人、よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第5区分の議案第2号について採決いたします。 本案に対する委員長報告原案可決であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成28人、反対7人、よって本案は原案のとおり可決されました。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第2、請願を議題といたします。 お諮りいたします。本請願に関する委員長報告は、中島市民環境委員長小松教育民生委員長平野建設経済委員長の協力の下、会議規則第39条第3項の規定により口頭による報告を省略することにいたしたいと思います。これに御異議はありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 委員長報告につきましては、お手元に配付の印刷物により御了承願います。 委員長報告に対し質疑を許します。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(助川忠弘君) 続いて、討論を許します。 請願14号、16号、18号について、武藤美津江さん。              〔13番 武藤美津江君登壇〕 ◆13番(武藤美津江君) 日本共産党武藤美津江です。会派を代表して、請願14号、16号、18号の採択を求めて討論します。 請願14号は、障害者のための避難所兼体育館建設についてです。全国には、障害者専用優先スポーツ施設が141施設あります。県内には3施設です。障害者が優先的に使えるスポーツ施設、体育館は、柏市には一つもありません。週に1回以上スポーツ、レクリエーションを実施している割合を見てみると、成人一般は51.5%であるのに対して、障害者は20.8%と半分以下です。スポーツ施設は全国に約19万か所ありますが、障害者が専用または優先的に使えるスポーツ施設は僅か141施設、日本の全人口に占める障害者の割合が約7.4%なのに対して、障害者が優先的に使用できるスポーツ施設の割合は約0.07%と、非常に低い数値を示しています。地域における障害児者スポーツ環境を整えていくためには、障害者専用優先スポーツ施設拠点施設として地域に認識されることは重要です。また、災害のときには障害者が安心して避難できる障害者のための避難所兼体育館の建設が必要ではないでしょうか。 請願16号は、障害者の生活の改善についてです。主旨1は、今までは無料だったタクシー券迎車料金個人負担にするのではなく、市が負担してくださいというものです。今年2月にタクシー会社料金改定で、タクシー初乗り料金が500円に変わり、300円の迎車料金が新設されました。これまで柏市は迎車料金がない中で、初乗り料金730円を補助していました。今回の料金改定で、初乗り料金500円は補助されますが、迎車料金自己負担になります。往復で600円の自己負担が増えたことになります。今議会の答弁で、迎車料金も含めて720円の範囲であれば補助する方向で検討するということになりました。一歩前進ですが、障害者に新たな負担を押しつけるべきではありません。主旨2、有料老人ホームの入居者で、完全介護ではなく自立生活をしている障害者に対して、差別なく福祉手当福祉タクシー券の支給をしてくださいというものです。柏市では、福祉手当福祉タクシー券の支給は、在宅支援のため、施設入居者は対象になりません。同じ障害を持っていても、有料老人ホームに入居していたら対象にしないというのは不公平です。厚労省は、障害児福祉手当及び特別障害手当に関する疑義についてという事務連絡で、有料老人ホームは施設とみなさない福祉手当の対象と判断しています。この判断に準じて支給すべきです。主旨3、日常生活用具費助成の対象に人工鼻を加えてくださいというものです。喉頭がんで喉頭全摘をされた方は、鼻の機能が失われます。その機能を補うために、人工鼻というカセットが必要です。9月1日から保険適用されたということですが、それを補う衛生商品などは対象になりません。また、保険適用になっても自己負担が3割かかります。助成対象になれば、1割負担から無償に軽減されるとのことです。流山市、我孫子市など、近隣市では既に助成制度があります。柏市でも助成の対象にすべきです。 請願18号は、加齢性難聴者補聴器購入公的補助創設市内施設への磁気ループを求めるものです。主旨1は、政府に対して難聴者の生活を守るため、補聴器利用について保険適用できるように要請してくださいというものです。加齢に伴う補聴器助成について、高齢者が増え、年齢とともに聞こえが悪くなるというのは誰にでも起こることです。海外での補聴器使用率、イギリスでは42.4%、ドイツは34.9%、アメリカは30.2%と比べて、日本は13.5%と低くなっています。海外では、国と医療機関が連携して、それぞれに合った補聴器を販売する流れが確立しています。日本でも国が積極的に支援するよう、保険適用できるように求めていただきたいというのは当然のことです。主旨2は、耳鼻咽喉科の補聴器相談員により、聴力が40デシベル以上の難聴と判断された人への公的補助制度の創設を検討してくださいというものです。難聴で障害認定されれば補助がされますが、最低でも70デシベル以上とハードルが高くなっています。世界保健機構では聴力が41デシベル以上、日本聴覚医学会では中等度、40デシベル以上70デシベル未満の補聴器装着を推奨しています。認知症予防に力を入れている柏市ですから、ぜひ補助制度の創設を検討することは必要なことです。主旨3は、磁気ループを柏市の公共施設へ埋め込み設置するなど拡充し、ループ対応の補聴器は設置施設事務室に配備し、使いやすくしてくださいというものです。厚労省のヒアリングループの普及促進についてという平成30年度の全国厚生労働関係部局長会議資料に、聴覚に障害のある方に対する情報伝達、情報保障の観点から、関係省庁や各自治体が情報提供など連携を図り、ヒアリングループの普及を進めることが重要であると示されています。柏市がヒアリングループを設置しているアミュゼ柏や、これから設置する中央公民館には専用の受信機を常備し、貸出しができるようにするべきです。主旨4は、貸出用の携帯磁気ループ(対応の補聴器含め)を増やしてくださいというものです。厚労省の令和元年度予算では、障害者ICTサポート総合推進事業で貸出用のヒアリングループを整備する取組等を補助対象とし、各自治体においてもヒアリングループのさらなる普及に積極的に取り組んでいただきたいとあります。1台しかない携帯磁気ループを柏市でも増やし、積極的に難聴者の活動支援に取り組んでほしいと思います。以上、請願14号、16号、18号は、障害者、高齢者の切実な願いです。市民の願いに耳を傾け、願い実現のため、議員の皆さんの採択をお願いして討論を終わります。 ○議長(助川忠弘君) 次に、請願16号の主旨1について、内田博紀君。              〔1番 内田博紀君登壇〕 ◆1番(内田博紀君) 無所属の内田博紀でございます。議題となっております請願の第16号、障害者の生活の改善についてのうち、その主旨1、今までは無料だった福祉タクシー券迎車料金個人負担にするのではなく、市が負担してくださいについて採択を求め、討論いたします。 まず、現行制度ですと、800円までは障害者手帳を活用して利用することができます。というのは、800円からまず1割障害者手帳で引きます。そうすると、残りの720円がこの補助額ということになるわけです。それが、720円が市が負担している額でございます。先日の10日の質疑に対しての答弁ですと、この720円の範囲であれば迎車料金も対象としていくという主旨の答弁がなされましたけれども、私は、ここはもっと拡大すべきだと思います。例として、視覚障害の例を申し上げますと、例えば公共施設や駅頭など、車両、タクシー車両が滞留している、よく頻繁に止まっているような駅、公共施設などでは、それは呼ぶ必要がございませんが、視覚障害を例にすると、例えば1キロ、2キロという距離をガイドヘルパーなしで初めて行くところを単独で歩行するというのは非常に困難です。つまりタクシーは歩行の代替交通手段として活用することになります。それなのに、迎車料金の300円を負担しなければならないというのは、腑に落ちません。やっぱりそうした公共交通機関であるタクシー迎車料金でございますので、これはそもそもタクシー協会にも迎車料金の在り方については見直しをしていただきたいという立場ではございますが、一方現実的に迎車料金300円が取られているという以上は、これは先ほど視覚障害を例に取り上げましたように、1キロ、2キロという距離、この距離で知らないところを単独で歩行するというのは非常に困難です。3キロ、5キロ、10キロとなれば、それは誰でもがタクシーなり、バスなり、鉄道を利用するわけですけれども、そうならないという事情の障害者もいます。例えば呼吸機能障害を例に取りますと、1キロの歩行をするだけで酸素濃度などが非常に下がってまいります。そういう障害の方もいらっしゃいます。いろいろな立場の障害の方は、やはりタクシーを歩行の代替手段として活用するという現状がございます。こうしたことを考えると、歩行の代替手段としての公共交通機関を利用する際に300円という自己負担が新たに発生するということは疑問です。したがって、この請願16号の主旨1については大変理にかなっておりますし、議員の皆様の賛同をぜひいただきたく、採択を求め、討論といたします。 ○議長(助川忠弘君) 次に、請願17号について、松本寛道君。              〔27番 松本寛道君登壇〕 ◆27番(松本寛道君) 請願17号、国連の核兵器禁止条約の署名と批准を求める意見書について賛成討論を行います。 核兵器禁止条約は、2017年に国連で122か国の賛成多数で採択されました。今月21日に地中海のマルタが批准し、条約の発効50か国まであと5か国となりました。核兵器は、無差別に人を殺す極めて残酷な兵器です。これを地球上から廃絶しようというのが核兵器禁止条約です。広島で32万人、長崎で18万人の人々が核兵器によって命を奪われたことを忘れてはなりません。世界が軍備拡張に流れていく中、唯一の戦争被爆国である我が国日本が今こそ核兵器廃絶へ向けてリーダーシップを発揮すべきときだと考えます。核兵器廃絶国際キャンペーン、インターナショナル・キャンペーン・トゥー・アボーリッシュ・ニュークリア・ウエポンズ、通称ICANは、核兵器廃絶への活動が評価され、2017年にノーベル平和賞を受賞しました。ノーベル平和賞受賞のスピーチで、自身も被爆者であるサーロー節子さんは、このように述べています。責任ある指導者であれば、必ずやこの条約に署名するに違いありません。署名を拒否すれば、歴史の厳しい審判を受けることになるでしょう。彼らの振る舞いは、大量虐殺につながるのだという現実を抽象的な理論が覆い隠すことはありません。さらに、核兵器については、ネセサリー・イーブル、必要悪ではなく、アルティメット・イーブル、絶対悪だとし、抑止力理論を完全に否定しています。また、今年の平和記念式典では、安倍晋三前総理大臣も参列する中、広島市の松井一實市長が核兵器禁止条約の批准を呼びかけました。日本政府には、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たすためにも、核兵器禁止条約へ署名、批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて、同条約の締約国になり、唯一の戦争被爆国として世界中の人々が被爆地広島の心に共感し、連帯するよう訴えていただきたい。このように松井広島市長は平和宣言を読み上げました。核兵器の残酷な被害を風化させることなく、核兵器廃絶へ向けての決意を持ち続けていかなくてはなりません。世界では、軍備拡張競争の激化と核兵器廃絶の流れと大きく分かれています。我が国日本においては、核兵器廃絶に向けてリーダーシップを発揮することを求め、請願17号、国連の核兵器禁止条約の署名と批准を求める意見書について採択すべきことを主張し、討論といたします。 ○議長(助川忠弘君) 次に、請願17号について、日下みや子さん。              〔14番 日下みや子君登壇〕 ◆14番(日下みや子君) 日本共産党の日下みや子です。会派を代表いたしまして、請願17号、国連の核兵器禁止条約の署名と批准を日本政府に求める意見書提出を求める請願書への採択を求めて討論を行います。 国連が定めた国際平和デーに当たる9月21日、地中海の島国マルタが核兵器禁止条約の批准書を国連に寄託いたしました。これにより同条約を批准した国は45か国となり、条約発効に必要な批准国数の50まで残り5か国と迫っています。国際平和デーの9月21日には、世界ではもう一つ貴重な動きがありました。ドイツやスペインなど北大西洋条約機構、NATO加盟の20か国と日本、韓国の大統領、首相、外相の経験者56人が連名で核兵器禁止条約に参加するよう呼びかける公開書簡が公表されました。書簡には潘基文前国連事務総長、ソラナ、クラース元NATO事務総長が名を連ね、日本からは鳩山由紀夫元首相、田中眞紀子元外相、田中直紀元防衛相が署名しています。書簡は、新型核兵器が配備され、長年続いた核軍備管理条約が失効し、核兵器関連施設に対するサイバー攻撃の危険が現実のものとなる中、核兵器が現在爆発する危険はますます高まっているように思えると表明。自分たちの国は、核兵器禁止条約を支持する世界の多数派に加わろうとしていないとして、現指導者に対し、その立場を再考すべきだと強調。人類に対する実在の脅威に直面して、迷うわけにはいかない。勇気と大胆さを示して禁止条約に加わらなければならないと訴えています。日本国内でも条約への参加を求める動きが広がっています。核兵器禁止条約への参加を求める意見書を政府に提出した自治体は、9月26日現在480の自治体になりました。これは、2年前の2018年4月の239自治体の2倍以上になります。岩手県は県内100%の自治体が提出、秋田県は85%、新潟県は77%の自治体がそれぞれ意見書を提出しています。ところが、千葉県は全国で最下位。栃木県と同じ4%。我孫子市と勝浦市だけで、恥ずかしい限りです。2017年7月7日、国連で122か国の賛成で採択された核兵器禁止条約は、日本の被爆者をはじめ核兵器のない世界を求める世界各国と市民社会の多年にわたる共同の取組が結実した文字どおり歴史的壮挙です。請願者の訴えのように、被爆者は平均年齢が83歳を超え、生きているうちに何としても核兵器のない世界の実現をと、これまで被爆者国際署名を呼びかけ、1,184万人以上の署名を国連に届けてこられました。今こそ日本政府は、核兵器の非人道性を最もよく知る唯一の戦争被爆国として、核保有国に対して核兵器禁止条約の調印、批准を働きかけるときではないでしょうか。この声を地方から政府に届け、条約への参加を決断させましょう。請願への賛同を呼びかけます。以上です。 ○議長(助川忠弘君) 末永議員。 ◆29番(末永康文君) 討論は通告制でありますけども、討論の追加をお願いしたいんですが、許可していただきたいんですが。よろしいですか。 ○議長(助川忠弘君) 討論は通告制ですので、許可することはできません。 ◆29番(末永康文君) どうしてできないんですか。議事録のどこが、議事法の規則のどこでやっちゃいけないとなっているんでしょうか。なぜ私が言うかと申しますと、討論を、採決表を見て初めて、今日議運で出て初めて態度が皆分かるわけですよね。反対か賛成だけのことになっていますよね。ですから、申合せは分からんことはありませんよ。だけど、通告はしてないけども、討論の追加ぐらい認めてもいいじゃないですか。なぜいけないんですか。 ○議長(助川忠弘君) 議会運営委員会でこちらは決められておりますので、討論は認めることはいたしません。 ◆29番(末永康文君) 議会運営委員会でいつ決めたの。 ○議長(助川忠弘君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(助川忠弘君) ここで、換気のため暫時休憩いたします。               午後 1時38分休憩                    〇                         午後 1時43分開議 ○議長(助川忠弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(助川忠弘君) 末永議員。 ◆29番(末永康文君) 休憩するんであれば、その前に、討論が終わった後にさせてほしいと言ったんだから、討論させていいでしょう。なぜできないんですか、その討論が。いや、確かに議運の申合せかもしれませんけど、本会議場で討論を追加することはあり得るでしょう。それについて、させてほしいと言っているんだから、その程度認めていただきたいんですけども。そんな長い時間やるわけじゃないんですよ。私は、この丸書きだけやっているから、そうじゃなくて、継続も含めてあるんだから、そういうことを趣旨を述べたいと言っているだけなんですよ、それは。だから、そのこと一言言わせたっていいでしょう。何でできないんですか。 ○議長(助川忠弘君) 議長としましては、議会運営委員会の決定どおり議事を進行したいと思いますので、御了承願います。 ○議長(助川忠弘君) これより順次採決を行います。 ○議長(助川忠弘君) まず、第1区分の請願15号の主旨1、19号から21号を一括して採決いたします。 委員長報告は採択であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって本件は採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第2区分の請願15号の主旨2を採決いたします。 委員長報告は採択であります。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成34人、反対1人、よって本件は採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第3区分の請願16号の主旨1を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成16人、反対19人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第4区分の請願18号の主旨1を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成16人、反対19人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第5区分の請願18号の主旨3を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成16人、反対19人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第6区分の請願18号の主旨4を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成16人、反対19人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第7区分の請願18号の主旨2を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成15人、反対20人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第8区分の請願16号の主旨2を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成14人、反対21人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第9区分の請願17号を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成14人、反対21人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第10区分の請願16号の主旨3を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成12人、反対23人、よって本件は不採択と決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、第11区分の請願14号を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 採択についてお諮りいたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成11人、反対24人、よって本件は不採択と決しました。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第3、議案第34号から第41号までの8議案を議題といたします。              〔末尾参照〕 ○議長(助川忠弘君) お諮りいたします。 本8議案については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議はありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 本8議案について一括して質疑を許します。質疑は3問制で行います。 内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) 議題となりました議案のうち、第34号及び第40号についてお尋ねをいたします。 第34号の議案対象者の方でございますが、スクールロイヤーのお仕事をされているようですけれども、具体的にどのような実績があるのでしょうか、お示しください。同じく議案第34号につきましては、県の児童相談所、市川児童相談所のほうでの勤務もされているということでございますが、この業務内容等についてお示しください。 議案第40号につきましては、かつて衆議院議員の秘書をされていたということでございます。政治的中立性の立場からお尋ねをいたしますけれども、現在の政治活動の実績というのはあるのでしょうか。以上2議案、3問について各担当部長から御答弁願います。以上で第1問を終わります。 ○議長(助川忠弘君) ただいまの質疑に対する答弁、副市長。 ◎副市長(鬼沢徹雄君) ただいまの質問にお答えをいたします。まず、牧田委員のスクールロイヤーに関しての御質問でございます。実際どのようなことかということですけども、電話による法律相談であったりとか、それから牧田委員の弁護士事務所での対面による法律相談であったりとか、それから出前授業等に関わっているというふうに我々のほうでは受け止めております。それから、市川児童相談所における千葉県非常勤嘱託弁護士としての勤務に関してのことでございますけども、我々の把握している中でお答えさせていただきますと、週1回、午後4時間の勤務ということで、児童相談所内での相談であったりとか、それから保護児童や保護者の面談、それから裁判所や警察、検察庁との協議に関わっているというふうに把握しております。それから、村岡候補者の関係でございますけど、現在そのような政治活動等は行っていないというふうに受け止めております。以上です。 ○議長(助川忠弘君) 第2問、内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) 議案の第40号については理解をいたしました。 第34号について再質問いたします。スクールロイヤーについてでございますが、ちょっと見方を変えますと、スクールロイヤーはいじめ被害者に対して、それを抑圧したりとか、そういうふうな立場で、その苦情等について押さえつけるような立場のようなことを行われているという全国的な事例もあります。そのようなことはないと断言できますでしょうか。それから、第34号の対象者でございます。念のための確認でございますが、公職の兼務がたくさんございますけれども、スクールロイヤー、それから市川児相での業務等につきまして、これらにつきまして公職が教育委員と兼務できるという、その根拠についてお尋ねをいたします。以上で第2問を終わります。 ○議長(助川忠弘君) 副市長。 ◎副市長(鬼沢徹雄君) お答えをいたします。まず、スクールロイヤーでの牧田委員の実際の取組の内容についてでございますけども、我々そこまで具体的に把握しておりませんので、その質問に対しての、私のほうからお答えすることはちょっと控えさせていただければと思います。それから、兼職に関してのことでございますけども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第6条において兼職を禁止しておりますけども、今回牧田委員が兼職している内容は含まれておりませんので、特に問題はないというふうに認識しております。以上です。 ○議長(助川忠弘君) 第3問、内田博紀君。 ◆1番(内田博紀君) 議案第34号についてでございますが、スクールロイヤーについてもやはりしっかり説明できるだけの下調べをしておいていただきたかったと思います。その点を指摘いたしまして、私の議案第34号及び第40号に対しての質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(助川忠弘君) 以上で内田博紀君の質疑を終わります。 末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 第40号ですけど、この方は誰が推薦されたんでしょうか。これは、副市長か市長が推薦したんでしょうか。なぜそういうかと申しますと、28年から出たり入ったり、出たり入ったりしていますね。事情があるんでしょうけども。この職歴を見ますと、右左と大きく移動されているんですけども、これどなたで推薦されて、この方はもともと何されている方でしょうか。 ○議長(助川忠弘君) ただいまの質疑に対する答弁、副市長。 ◎副市長(鬼沢徹雄君) お答えをいたします。まず、推薦の理由ということでございますけども、この候補者については千葉県行政書士会の推薦を受けて、今回面談を行って、候補として推薦するに至ったものでございます。経歴、職業については行政書士ということで我々のほうは認識してございます。以上です。 ○議長(助川忠弘君) 第2問、末永康文君。 ◆29番(末永康文君) なぜそのようなことを聞くかと申しますと、行政書士も登録されたのは平成29年ですよね。四、五年前ですよね。まだそんなたっていませんよね。行政書士にお願いすることが問題じゃないですか、行政書士会に。少なくとも人権擁護ですから、若い方も必要ですよ。派遣だとかいろんなことありますからね。人権擁護委員会というのは、本当に人間の尊厳についての、人権についていろいろ議論しなきゃいけない。そして、見極めなきゃいけないと思うんですよ。そういう意味では、この方は役所を退職した後、生活クラブ風の村、これは光ケ丘って、あそこにある東中新宿のところですね。そこに就職されて、すぐお辞めになられて、登録されたけれども、今度は自分で開設をしたと。今度はその近くだから、モラロジーへ行ったと。麗澤のですね。モラロジーというのは、どういうところか分かりますよね。どういうところかというのは。私にはちょっと理解できないところですけども。そういうところに行かれている。それを行政書士会が推薦したと。それ鵜呑みに受けるのは、執行部としてちょっと問題があるんじゃないですか。なぜもっと経験のある豊かな方が、人権については様々な、今自殺が8月だけでも全国で300人近く増えていると。柏市だけでも、この4月から8月まで65人もいると。柏市内だけですよ。1月からいったら102名いると。8月末まで。そういう状態のときに、相談やあれやするのは、人権問題に関わる問題では、私はもっと慎重にやらなきゃいけないことじゃないかなと思うんですよ。若い人充てるのもいいですけども。極端なこと言いますと、市の職員でもっといろんなこと、人権問題に詳しい65歳退職した人のほうがもっとまともじゃないですか、私から言わせたら。どうしてこういう方を選んでいるんでしょうか。推薦されたら、そのまま鵜呑みに、はいと右から左に出しているんでしょうか。あるいはどこかの会議で、あなた方の中で、市長をはじめどこかのグループの会議の中で、そういう人きちんとチェックをして決めているんでしょうか。副市長が勝手に、はいよと決めているんでしょうか、どっちなんですか。 ○議長(助川忠弘君) 副市長。 ◎副市長(鬼沢徹雄君) お答えいたします。基本的には、様々な団体から推薦いただいた候補者の中から、実際に職員が面談をして、人権擁護委員として適任だというところを確認した上で推薦の手順を踏んでいるということでございます。 ○議長(助川忠弘君) 第3問、末永康文君。 ◆29番(末永康文君) 人事の案件については、あまり賛成、反対と、反対とかあまりしないほうにしてきたんです、今まで。しかし、これは私は認められませんね。こういう形は。だから、もうちょっと理論的にきちっと皆さん方が提案するんだったら、こういう方ですよ、こうですよ、ああですよと、きちっとしたものを出してくださいよ。よく皆さん議会で言いますよね、議員さんがもっと出せよと。人権擁護というのは、人権の問題については、尊厳の問題に値するんですから、物すごく大切なんですよ、これは。これは、人権というのは。つまり人権擁護というのは、その人の立場をもって、立場に立つことが、ある意味では尊厳を大事にすることですからね。そういう人がこういう形で、経歴見ただけでも私はちょっといかがなものかと思いますよ。ですから、ぜひこの件については私は承服しがたい。認められません。そのことを申し上げて、ぜひ次回からこういうことがないようにしてほしい。この方も、できれば1年ぐらいで辞めていただきたいということをお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(助川忠弘君) そのほか質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(助川忠弘君) お諮りいたします。 本8議案については、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ○議長(助川忠弘君) これより順次採決を行います。 ○議長(助川忠弘君) まず、議案第34号について採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって本案は原案のとおり同意されました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第35号について採決いたします。 中村恭三君を推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕
    ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第36号について採決いたします。 細田ひで子さんを推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第37号について採決いたします。 嶋田雅彦君を推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第38号について採決いたします。 齋藤世利子さんを推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第39号について採決いたします。 入道和代さんを推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第40号について採決いたします。 村岡輝慶君を推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成34人、反対1人、よって意見は異議なしとすることに決しました。 ○議長(助川忠弘君) 次に、議案第41号について採決いたします。 鈴木一君を推薦することに対する意見は異議なしとするに賛成の方は青色の賛成ボタンを、反対の方は赤色の反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって意見は異議なしとすることに決しました。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第4、議員提出議案第2号から第5号を議題といたします。              〔末尾参照〕 ○議長(助川忠弘君) 提出者に趣旨説明を求めます。 日暮栄治君。              〔36番 日暮栄治君登壇〕 ◆36番(日暮栄治君) ただいま議題となりました議員提出議案第2号から第5号の4議案について、趣旨説明をいたします。 本4議案は、いずれも意見書でありまして、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対応するための地方税財源の確保、防災・減災・国土強靭化対策の継続・拡充、令和3年度教育予算拡充、義務教育費国庫負担制度の堅持を政府に求めるものであります。意見書の全文は、お手元に配付のとおりであります。何とぞ全員の御賛同をいただきますようよろしくお願い申し上げ、趣旨説明といたします。 ○議長(助川忠弘君) お諮りいたします。 本4議案については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(助川忠弘君) 議員提出議案第2号から第5号について一括して採決いたします。 賛成、反対ボタンを押してください。              〔投  票〕 ○議長(助川忠弘君) 押し間違いはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 以上で投票を終了いたします。 投票総数35人、賛成35人、反対ゼロ人、よって各議案は原案のとおり可決されました。 ○議長(助川忠弘君) 可決されました議員提出議案の取扱いについては、議長に一任願います。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第5、千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 ただいまの出席議員数は36名であります。 投票用紙を配付いたさせます。              〔投票用紙配付〕 ○議長(助川忠弘君) なお、内田博紀君から代理投票の申出がありましたので、代理投票を認めます。また、投票の補助者は議会事務局職員、風間主査及び齊藤主事を指名いたします。 投票用紙の配付漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。              〔投票箱点検〕 ○議長(助川忠弘君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 点呼を命じます。              〔氏名点呼〕              〔各員投票〕 ○議長(助川忠弘君) 投票漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に日暮栄治君及び塚本竜太郎君を指名いたします。両君の立会いを願います。              〔投票点検〕 ○議長(助川忠弘君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数36票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち有効投票 35票     無効投票 1票 有効投票中  円谷憲人君   19票  渡部和子さん  8票  上橋 泉君   4票  山下洋輔君   4票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は9票であります。よって、円谷憲人君が千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました円谷憲人君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。                    〇 ○議長(助川忠弘君) 日程第6、所管に関する事務調査の件を議題といたします。              〔末尾参照〕 ○議長(助川忠弘君) 各委員長よりお手元に配付の印刷物のとおり、所管に関する事務の閉会中継続調査の申出があります。 お諮りいたします。各委員長申出のとおり、閉会中の事務調査を許可するに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(助川忠弘君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(助川忠弘君) 以上をもって今期定例会に付議されました事件等は全て議了いたしました。 閉会に当たり、市長に挨拶を許します。市長秋山浩保君。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) 令和2年第3回定例会の閉会に当たり、御挨拶申し上げます。 去る9月4日から26日間の長きにわたり、条例そのほかの重要案件につきまして慎重なる御審議を賜り、ここに全日程を終えることができました。厚く御礼を申し上げます。審議の過程において皆様からいただいた御意見、御要望等につきましては、十分検討し、業務の執行に当たってまいりますので、今後とも御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 今定例会では、新型コロナウイルス感染症対策事業を中心としました令和2年度柏市一般会計補正予算等について御審議いただき、御賛同いただいたところでございますが、市としましては、引き続き市民の皆様の健康と生活を守るため、社会経済活動を含めた市民生活の総合的な支援対策及び感染拡大防止対策に取り組んでまいります。何とぞ御理解、御協力をお願い申し上げます。 終わりに、議員各位におかれましては、季節の変わり目でございますので、健康に十分御留意され、市政運営に一層の御支援を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たっての挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(助川忠弘君) 去る9月4日から本日まで各位の御苦労と御協力に対し深甚なる謝意を表します。 これにて柏市議会令和2年第3回定例会を閉会いたします。               午後 2時22分閉会〔参考掲載〕[総務委員長報告(議案)] ◎総務委員会委員長(林伸司君) 総務委員会に付託されました各議案につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 まず,議案第28号令和2年度柏市一般会計補正予算,当委員会所管分についてを議題といたしました。 委員から「コロナ禍でソーシャルディスタンスを確保するために避難所の定員を減らしているが,災害発生時に避難所の定員を超えた場合に避難してきた人を断るのか」との質疑があり,当局から「避難所に避難した場合断ることはできない。健康な方に別の空いている避難所に移動できるか問いかけるなどの対応をする。また,自宅の2階や友人・親戚の家に避難することを推奨しているので,市民に御理解いただけるよう広報していく」との答弁がありました。また,委員から「地方創生臨時交付金について,コロナ対策としては金額が不十分であると考える。国が予備費を10兆円計上したが,これが地方に配分される動きはあるか」との質疑があり,当局から「地方創生臨時交付金の新型コロナ分の配分について,第1次は確定しており,第2次も配分されると考えている。また,今年度冬場に第3次の配分が予定されている。日本全国の総額は第1次で約7,000億円,第2次で約2兆円,第3次で約3,000億円の財政規模と聞いている」との答弁がありました。また,委員から「消防・救急活動現場の感染防止対策について,今回の補正で何着の感染防衣を購入するのか」との質疑があり,当局から「2万1,000着を予定している」との答弁がありました。また,委員から「地方創生臨時交付金について,予算を余すことなく活用するために周知が必要と考えるが,どのような対策を取っているか」との質疑があり,当局から「柏市のホームページにおいて,新型コロナウイルス感染症対策基本方針を掲げており,市全体の考え方として感染拡大防止対策を中心に,医療衛生対策,生活支援,経済支援を行うこととしている。庁内でもこの考え方を周知し,関係部署で対策を考えて予算に計上する流れとなっている」との答弁がありました。また,委員から「避難所の感染防止対策の備品について,各地で災害が頻発する中,競争により買いたくても買えないことがあるが,いつ頃配備する予定なのか」との質疑があり,当局から「予算が可決されたらすぐ発注し,搬入は年度末になると考えている」との答弁がありました。また,委員から「感染防止対策の備品購入について,市内の事業者でも技術をコロナ対策に使い開発を行っている事業者があると聞いているが,そのような事業者について情報収集し,そのような事業者から購入しているか」との質疑があり,当局から「事業者の情報を収集するとともに,今回の購入品については市内の事業者からの購入は難しいが,今後防災関係の市内業者等を通じて購入可能か検討したい」との答弁がありました。 採決の結果,議案第28号当委員会所管分は全会一致で,原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第12号財産の取得について(災害対応特殊救急自動車)を議題といたしました。 委員から「下総飛行場周辺消防施設設置助成事業補助金を使っているが,これまでもこの補助金を利用したことはあるか」との質疑があり,当局から「下総基地周辺の公共施設を整備する際に使える補助金であり,消防自動車や救急自動車の購入の際にも交付される場合があるが,条件が基地周辺の消防署に配備する車であり,具体的には沼南消防署,高柳分署,手賀分署,逆井分署,光ケ丘分署に配備される車に限定される。加えて老朽しなければ採択されないことから,いつも申請はしているが,直近で補助金が使われたのは平成23年度に高柳の化学車を購入したときになる」との答弁がありました。 採決の結果,議案第12号は全会一致で,原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第1号柏市税条例及び柏市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたしました。 委員から「個人市民税の寄附金税額控除の特例措置について,控除される額と手続にかかる手間との間に大きなギャップがあると思うがどう考えるか」との質疑があり,当局から「手続の手間と控除額のバランスで考えるとは思うが,入場料金等の払戻しを放棄することで,スポーツや文化芸術等を応援する気持ちを尊重した制度である」との答弁がありました。また,委員から「個人市民税の寄附金税額控除の特例措置について,実際に払戻しをしなかった人がどのように制度を知ることができるのか」との質疑があり,当局から「文化庁やスポーツ庁がホームページでイベントのリストを公開している。また,それぞれの主催者が独自にホームページ等で案内している」との答弁がありました。 採決の結果,議案第1号は全会一致で,原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[市民環境委員長報告(議案)] ◎市民環境委員会委員長(中島俊君) 市民環境委員会に付託されました議案につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 議案第28号令和2年度柏市一般会計補正予算,当委員会所管分についてを議題といたしました。 委員から「マイナンバーカード交付関連事業について,地方公共団体情報システム機構に交付金を支出しなければならない根拠を示してほしい」との質疑があり,当局から「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に規定する個人番号,個人番号カード,特定個人情報の提供等に関する省令第35条の規定に基づいて,地方公共団体情報システム機構に通知カード・個人番号カード関連事務を委任しているため,交付金を支出している」との答弁がありました。また,委員から「地方公共団体情報システム機構に支払う5,081万5,000円の根拠を示してほしい」との質疑があり,当局から「交付金の金額は,柏市としての積算ではなく,国が令和2年度当初予算の額に令和元年度からの繰越額と補正予算の額を加えたものを今年度の交付の上限額としており,それを全国の自治体の人口で案分したものが国から示され,それと柏市の当初予算額との差額を今回の補正予算案としたものである」との答弁がありました。また,委員から「戸籍事務オンライン事業について,いわゆるデジタル手続法に基づいて戸籍システムを改修するとのことであるが,障害者や高齢者,機器の操作に疎い人,経済的事情で機能を利用することが困難な人などへの対策はあるのか」との質疑があり,当局から「社会的な弱者に対する特別な対応というよりは,これまで個々の役所で戸籍謄本などを取得してそれを必要な官庁に提出していたものを,デジタル化を通じてオンラインで結ぶことによって,官公庁同士のやり取りだけで済むことになるので,皆に優しい社会になると理解している」との答弁がありました。また,委員から「市民交流センター及び市民ギャラリーの管理運営事業について,5年前にも債務負担行為を設定しているが,そのときの金額と今回の金額を比較した場合の増減はどうなっているか」との質疑があり,当局から「総額で約2,600万円の増額となっている」との答弁がありました。また,委員から「パレット柏の指定管理者の赤字が続いているとのことであるが,それを踏まえた上で今回の公募による指定管理者の選定条件等にどう反映しているのか」との質疑があり,当局から「指定管理者の赤字の主な要因は,施設の稼働率が予想を大きく上回ったことに伴い必要な人員を増員したことによる人件費であり,実績に合わせてその部分を見込んで委託料を増額している」との答弁がありました。 採決の結果,議案第28号当委員会所管分は賛成多数で,原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[教育民生委員長報告(議案)] ◎教育民生委員会委員長(小松幸子君) 教育民生委員会に付託されました各議案につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 まず,議案第28号令和2年度柏市一般会計補正予算,当委員会所管分について,議案第29号令和2年度柏市介護老人保健施設事業特別会計補正予算について,議案第30号令和2年度柏市介護保険事業特別会計補正予算について,議案第31号令和2年度柏市病院事業会計補正予算について,の4議案を一括して議題といたしました。 議案第28号について,委員から「公立保育園のICT化による感染拡大防止について,導入する経緯は何か」との質疑があり,当局から「民間の保育園では国からの補助があり,ICT化が進んでいるが,公立保育園は遅れている。現在も各園にパソコンが三,四台は配備されているが,保育士の人員に対して台数が不足している。各クラスに1台のタブレット端末を配備することで,保育士のウェブ会議や研修,そのほか事務について活用できるものと考えている」との答弁がありました。また,委員から「遠隔学習,家庭学習機能の強化について,GIGAスクールサポーターとはどのような役割があり,また何名を予定しているか」との質疑があり,当局から「各学校に配備されるタブレット端末について,初期設定や教職員への操作研修を役割としており,2校に1名の配備を予定している」との答弁がありました。また,委員から「教育福祉会館改修事業について,館内にデジタルサイネージを設置するものであるが,当初の工事計画に含まれなかったのはなぜか」との質疑があり,当局から「当初の工事計画では,設備の新規設置については想定しておらず,別予算で購入することとなったため,今回の補正予算に計上した」との答弁がありました。また,委員から「介護等事業者への支援金について,当該支援金の目的は,現在に至るまでサービスを継続してきた事業者に対する支援金なのか,または新規でサービスを開始することに対しての支援なのか」との質疑があり,当局から「これまでのことと,これからのことも含まれており,具体的な使途については定めていない。また,新型コロナウイルス感染症対策による費用負担については別の形で補助をしているが,金額に表れにくい細かな事業者の負担を支援するものである」との答弁がありました。また,委員から「かしわ新生児特別給付金について,対象期間に生まれた新生児が,当該事業実施前に転出した場合の対応はどうなるのか」との質疑があり,当局から「当該事業は市民を対象にした事業となるため,既に転出した方については,給付対象外と考えている」との答弁がありました。 また,議案第30号について,委員から「介護保険事業財政調整基金積立金について,今回の積立てを行うと残高はいくらになるか。また,昨年と比べて1億円増えているがなぜか」との質疑があり,当局から「今回の積立てを行うと31億500万円程となる。また,増額についての主な要因としては,給付費の減少が挙げられる」との答弁がありました。 議案第29号,第31号については質疑がなく,採決の結果,議案第28号当委員会所管分,第29号から第31号は全会一致で,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第9号工事の請負契約の締結について(柏市立小学校内LAN等整備工事(柏第一小他13校)),議案第10号工事の請負契約の締結について(柏市立小学校内LAN等整備工事(柏第二小他13校)),議案第11号工事の請負契約の締結について(柏市立小中学校内LAN等整備工事(田中北小他13校及び市立中学校)),の3議案を一括して議題といたしました。 議案第9号から第11号について,委員から「入札を辞退された要因について,どのようなことが想定されるか」との質疑があり,当局から「具体的には聞いていないが,厳しい工期の中で,人工の確保が難しかったのではないかと考えている」との答弁がありました。また,委員から「3議案の工事内容はほとんど同じであるか。また,同じであれば入札金額に違いがあるのはなぜか」との質疑があり,当局から「工事内容は3議案とも同じである。入札金額の違いについては,学校ごとに備え付ける充電保管庫や無線のためのアクセスポイント等の個数が,学校によって異なることにより違いが生じている」との答弁がありました。また,委員から「今回の工事は,ネットワーク環境及び電源環境等のインフラ整備となっているが,今の状態が具体的にどう変わるのか」との質疑があり,当局から「主な内容として,各教室に無線LAN設備を設置し,現状のLANケーブルの容量を上げて40台のパソコンの使用に耐えられるようにすること。また,各教室に充電保管庫を設置し,電源工事を行う」との答弁がありました。 採決の結果,議案第9号から第11号は,全会一致で,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第5号「工事の請負契約の締結について」の一部変更について(柏市教育福祉会館耐震補強及び大規模改修工事(建築工事)),議案第6号「工事の請負契約の締結について」の一部変更について(柏市教育福祉会館耐震補強及び大規模改修工事(機械設備工事)),議案第7号「工事の請負契約の締結について」の一部変更について(柏市立土小学校校舎長寿命化改良工事(建築工事)),の3議案を一括して議題といたしました。 議案第5号について,委員から「議案説明資料の主な変更内容のほかに変更となったものはあるか」との質疑があり,当局から「今回の議案資料では,主な変更内容として2点挙げているが,それ以外にも大小細かい部分で変更はある。例えば,障害のある方にも安心,安全に利用できるよう,建物の形状等を表す触図機能を案内板に持たせること等が挙げられる」との答弁がありました。議案第6号について,委員から「主な変更内容の再使用予定であった空調自動制御設備の一部更新について,撤去作業中に不具合が確認されたとあるが,不具合の内容とは何か」との質疑があり,当局から「当該施設の空調は,室内の温度及び湿度を快適にするためのセンサーが付いている。そのセンサーと配線について測定を行った結果,正常に作動していないということが判明した。そのセンサーを含めて,各フロアの制御盤まで改修することとした」との答弁がありました。 議案第7号については質疑がなく,採決の結果,議案第5号から第7号は,全会一致で,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第2号柏市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたしました。 委員から「当該施設の使用料は,民間の施設と違い使用料で運営をしているものではないことは理解しているが,使用料の設定だけではない運営の工夫について検討をお願いしたい」との意見がありました。また,委員から「使用料について,消費税増税分を上乗せして使用料金を決めたとあるが,市では上乗せした分の消費税を納めているのか」との質疑があり,当局から「一般の事業者と違い,市では基本的に消費税率を借受けして後で納付することはしていないが,施設の運用やサービスを提供する上で,かかる経費に対し消費税がかかっているため,その分を使用料や手数料に転嫁させている」との答弁がありました。 採決の結果,議案第2号は,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[建設経済委員長報告(議案)] ◎建設経済委員会委員長(平野光一君) 建設経済委員会に付託されました各議案につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 まず,議案第28号令和2年度柏市一般会計補正予算,当委員会所管分についてを議題といたしました。 委員から「柏駅前エスカレーターの修繕により,利用できなくなる期間が増えることはあるのか」との質疑があり,当局から「修繕期間は2日間を予定しているが,交通量の多い昼間を避けた夜間の工事を考えている」との答弁がありました。また,委員から「公共交通事業者が実施する感染拡大防止対策を支援するとのことだが,路線バスとタクシーはそれぞれ何台あるのか」との質疑があり,当局から「路線バスは4社で合計181台,タクシーは法人タクシー11社と個人タクシー26事業者で合計で429台である」との答弁がありました。また,委員から「(仮称)柏市チャレンジ補助金について,新商品・新サービスの開発はどのようなものが想定されるか」との質疑があり,当局から「来客数を増やすための新メニューや,他店と連携した飲食メニューの提供とその場合の売上げを区別するためのシステムなどが考えられる」との答弁がありました。 採決の結果,議案第28号当委員会所管分は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第8号「工事の請負契約の締結について」の一部変更について(公設市場立体駐車場建設工事(建築工事)),議案第13号市道路線の認定について,議案第14号市道路線の廃止について,議案第15号字の区域及び名称の変更について,の4議案を一括して議題といたしました。 議案第8号について,委員から「前回の委員会で,設計労務単価の変更で特例措置の対象となり,変更契約を締結した案件については調査を行うという答弁があった。今回は該当するのか」との質疑があり,当局から「元請業者には,工事完成後に,特例措置に係る下請契約等の状況確認調査報告書を提出してもらう予定である。下請業者には新労務単価を反映して契約しているかどうかの確認を行うことになっている」との答弁がありました。また,委員から「人件費は,会社がもらうだけで労働者には渡らない。介護保険や保育所のように,本人に渡る取扱いをしないで支出するのはなぜか」との質疑があり,当局から「法律に基づき,国から,新労務単価の速やかな活用に努めることが要請されている。今回は,最初の取組として,状況確認調査を実施することで労働賃金改善意識の向上を図っていきたい」との答弁がありました。 また,議案第13号の1路線について,委員から「当該道路は細い道のため,抜け道のように使われることで近隣住民の迷惑になることが懸念されるがどうか」との質疑があり,当局から「拡幅整備を行う予定であり,現在の使用状況とさほど変わらないのではないかと思われる」との答弁がありました。また,議案第15号について,委員から「新字名は,柏市住居表示整備実施基準の『できるだけ従来の字又は町の名称に準拠して,当該地域における歴史,伝統,文化の上で由緒あるもの及び親しみの深いもの』にしなければいけないのでは」との質疑があり,当局から「選定した新字名は,柏市吉祥院北地区土地区画整理組合の中で議論され,その総意として提出されたものである」との答弁がありました。 議案第14号については質疑がなく,採決の結果,議案第8号は賛成多数で,議案第13号から第15号は全会一致で,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,議案第3号柏市都市農業センター条例の一部を改正する条例の制定について,議案第4号柏市空家等適正管理条例の一部を改正する条例の制定について,の2議案を一括して議題といたしました。 議案第3号について,委員から「農産物直売所とレストランの利用料金はどのように決めているのか」との質疑があり,当局から「売上額に対する比率を採用しているが,今回の条例で定めるのは上限であり,実際の利用料金については,今後決定する指定管理者とテナントの間で決まっていくものである」との答弁がありました。また,委員から「農業者の生産意欲を高めるとともに,人々がにぎわう場所となるような計画はないのか」との質疑があり,当局から「農芸交流館などの活用方法も含めて指定管理者から提案を受けることとなっており,そうした提案も踏まえながら検討していく」との答弁がありました。 また,議案第4号について,委員から「本市に空き家はどの程度あるのか」との質疑があり,当局から「約2,000件強あるかと思われる」との答弁がありました。また,委員から「特定空家が50戸程度あるとのことだが,所有者と連絡はつくのか」との質疑があり,当局から「所有者から連絡がいただけないものがほとんどである」との答弁がありました。 採決の結果,議案第3号は賛成多数で,第4号は全会一致で,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[市民環境委員長報告(請願)] ◎市民環境委員会委員長(中島俊君) 市民環境委員会に付託されました請願につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 請願17号国連の核兵器禁止条約の署名と批准を求める意見書についてを議題といたしました。 委員から「核兵器廃絶の取組について行政は積極的に動いていると評価している。二元代表制の一方である議会もこの点については行政を後押しすべきであり,議会は単独で意見書を決議する機能を有しているので,それを発揮すべきである」との意見がありました。また,委員から「現在全国で475自治体が意見書の提出をしており,2年間で約2倍の数になっている。その中で千葉県の意見書提出割合は全国最下位である。本市議会でも議論を活発にしていくべきである。核抑止力が果たして抑止力になっているのか,核抑止力が新たな核開発を生み出しているのではないか。今必要なものは条約による抑止であり,これにより核兵器をなくしていく必要がある」との意見がありました。また,委員から「我が国は,核保有国と非核保有国の橋渡し役として核廃絶に貢献してきた。核廃絶には意見書のようなアプローチもあると思うが,現実的には核保有国と非核保有国の対立の構図を打ち破らなければ核兵器禁止条約の実効性は望めず,核廃絶への目標の達成はできない。核兵器は反対しているが,現実的に考えると今核の傘下からはずれたときに,日本国民,柏市民を守る手段がどこにあるのか」との意見がありました。また,委員から「現状日本の安全保障は日米同盟の枠組みの中で推移しているわけであり,別の方法で日本を守ることを考えた場合,どこと国際協調を図っていくべきか具体的な案をいただきたい。日本政府の核を持つ国と持たざる国の橋渡し役を担い,国際緊張を解きほぐす姿勢を注視しつつ,日本がこれからどのように自立し守っていくかどうかを真剣に考えていく必要がある」との意見がありました。 採決の結果,請願17号は,賛成少数で不採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[教育民生委員長報告(請願)] ◎教育民生委員会委員長(小松幸子君) 教育民生委員会に付託されました各請願につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 請願14号障害者のための避難所兼体育館建設についてを議題といたしました。 委員から「障害者の避難所の現状はどのようになっているか」との質疑があり,当局から「障害者の福祉避難所として,14か所用意している」との答弁がありました。また,委員から「現在,障害のある方が避難する際の移動手段であったり,一人一人に合わせたホテルであったり,既存の柏の施設を使った避難の支援は検討しているか」との質疑があり,当局から「地震や台風,感染症と,場合によってその都度対応していくことを考えていかなければならないと思っている。状況に応じた対応ができるように今後ともしっかり関係機関と一緒に検討を進めていきたい」との答弁がありました。また,委員から「障害のある方が避難した場合に,その方を助けるスタッフが当然必要になるがどのように考えているか」との質疑があり,当局から「災害が起きたときには,障害福祉課をはじめとした福祉部門のスタッフや事業所関係の連携体制が整っており,実際に台風が来た際もそのような場所を確保した。災害が多い中で,バリアフリーで避難できる場所などを何か所か用意しており,そのようなところの活用も考えている」との答弁がありました。 採決の結果,請願14号は,賛成少数で不採択すべきものと決しました。 次に,請願15号タクシーの特性を生かした政策の推進についての主旨1を議題といたしました。 委員から「柏市としては,買物支援や通院支援について何かしらの支援や協力金などを出す取組を推進するということか」との質疑があり,当局から「そのあたりも含めてこれから検討したい。高齢者の方の買物の支援や,通院の支援に対するニーズは把握しており,できる方策を関係部署と検討したい」との答弁がありました。また,委員から「配車のマッチングアプリなどについては,実験している自治体もあるがどのように考えているか」との質疑があり,当局から「そのあたりもこれから勉強していきたい」との答弁がありました。 採決の結果,請願15号の主旨1は全会一致で採択すべきものと決しました。 次に,請願16号障害者の生活の改善についてを議題といたしました。 委員から「初乗り料金迎車料金も含めて720円の範囲であれば,支給する方向で検討するということでよいか」との質疑があり,当局から「もともと初乗り料金に入っていたものが,今回の運賃の改正で別料金になってしまったので,元どおりの初乗り料金の中に迎車料金も含めて,現在の助成限度額720円の範囲の中で利用を認めていくことで検討していく」との答弁がありました。また,委員から「特別障害者手当の支給要件と今回の福祉手当福祉タクシー券の支給要件は,同じものであるという認識かそれとも別と考えているか」との質疑があり,当局から「別と考えている。福祉手当福祉タクシー券助成は,市の手当であり,障害児福祉手当と特別障害者手当は,国の手当である。国の手当に対して,介護保険法で通達が出ているが,市の福祉手当は,市の条例や規則に応じており,老人福祉法第29条第1項に規定する施設の中に,有料老人ホームが該当していることから,そちらの方を適用している。一概に同じということは言えず,国の通達に合わせるかどうかについては,市の条例により,市で決める形になるかと思っている」との答弁がありました。また,委員から「永久気管孔をしている人は,柏市で何人くらいいると想定しているか」との質疑があり,当局から「現在75名いると想定している」との答弁がありました。 採決の結果,請願16号の主旨2及び主旨3は賛成少数で不採択すべきものと,請願16号の主旨1は可否同数で,委員長裁決により不採択すべきものと,それぞれ決しました。 次に,請願18号加齢性難聴者補聴器購入公的補助創設市内施設への磁気ループを求めることについてを議題といたしました。 委員から「厚労省でも,ヒアリングループの普及促進についてという,平成30年度の全国厚生労働関係部局長の会議の資料に,聴覚に障害のある方に対する情報伝達,情報保障の観点から,関係省庁や各自治体が情報提供など連携を図り,ヒアリングループの普及を進めることが重要であると示されている。そのような認識はあるか」との質疑があり,当局から「磁気ループを含め,聴覚障害者に対しての,情報保障については,十分進めていくべきと考えている。柏市では他市に比べ,手話通訳者を配置したり,磁気ループについても貸出しをしている。最近では,補聴器がなくても聞こえにくい方のために,コミューンという機械を導入している。可能な限り,そういったことを推進していきたいと思っている」との答弁がありました。また,委員から「WHOでは,41デシベル以上でないと聞こえない耳の不自由な方は,補聴器をした方がいいということで,日本国内でも同等な方は補聴器を推奨しているそうだ。そこに対して,公的支援を創設してほしいという話だが,他市ではどのような状況か」との質疑があり,当局から「県内の自治体では,船橋市と浦安市が補助をしている。なお,中核市では,船橋市を含め宇都宮市と前橋市が補助をしている状況である」との答弁がありました。 採決の結果,請願18号の主旨2は賛成少数で不採択すべきものと,請願18号の主旨1,主旨3及び主旨4は可否同数で,委員長裁決により不採択すべきものと,それぞれ決しました。 次に,請願19号2021年度教育予算拡充に関する意見書についてを議題といたしました。 委員から「現在の市の就学援助の利用状況,認定状況はどのようになっているか」との質疑があり,当局から「本年8月末現在の認定者数については,2,625人であり,全児童生徒に占める認定率は,8.22%となっている」との答弁がありました。 採決の結果,請願19号は全会一致で採択すべきものと決しました。 次に,請願20号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書についてを議題といたしました。 質疑はなく,採決の結果,請願20号は全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。[建設経済委員長報告(請願)] ◎建設経済委員会委員長(平野光一君) 建設経済委員会に付託されました請願につきまして,その審査の経過と結果を御報告いたします。 まず,請願15号タクシーの特性を生かした政策の推進についての主旨2を議題といたしました。 委員から「公共交通空白不便地域について,現在の検討状況はどうなっているか」との質疑があり,当局から「市内11か所の内,先行して4か所にアンケートを実施した。今後は,地域にヒアリングをして,需要の高い所を中心に,新たな交通の導入の検討を進めていきたい」との答弁がありました。また,委員から「公共交通空白不便地域の市民は,今どういう状況にあるのか」との質疑があり,当局から「6割から8割が自家用車を使っていて,その他は自転車や徒歩である。遠い所へ行くには,車に頼らざるを得ない状況であり,御自身で運転できない場合は,家族による送迎等になっていると思われる」との答弁がありました。 採決の結果,請願15号の主旨2は賛成多数で採択すべきものと決しました。 次に,請願21号柏市中小企業支援給付金拡充についてを議題といたしました。 委員から「柏市中小企業支援給付金の対象期間を7月末までとした経緯は」との質疑があり,当局から「県の中小企業再建支援金の申請期間に合わせた。県は,9月議会において,制度の拡充と延長を検討していると聞いている。本市は,新しい生活様式,新しいビジネスの展開,業種の転換等に取り組む事業者への支援を行いつつ,コロナの影響を引きずっている業種への支援を検討していきたいことから,現行の一律の給付金については,申請期限の延長を行わないという決定をした」との答弁がありました。 採決の結果,請願21号は全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。...